出典元:http://www.town.okagaki.lg.jp/s027/010/010/030/201502050604.html
猛毒をもつタコ・ヒョウモンダコが福岡の海岸で発見されました。
噛まれるとどのような症状が出てしまうのでしょうか。
また、特徴や見分け方、見つけた時の対処法についてもまとめています。
ヒョウモンダコに噛まれた時の症状は!?
ヒョウモンダコは”テトロドトキシン“という毒を持つ猛毒タコです。
“テトロドトキシン”とはフグにも含まれる猛毒で、万が一噛まれてしまうと最悪の場合死に至ることもあるようです。
気になる症状がこちら。
第1段階
指先や口唇部および舌端に軽い痺れ。目眩により歩行困難。頭痛や腹痛の場合も有り。第2段階
運動麻痺が進行、嘔吐、知覚麻痺、言語障害、呼吸困難、血圧降下。第3段階
全身の麻痺症状、骨格筋の弛緩、呼吸困難及び血圧降下が進行。第4段階
意識の消失、呼吸停止。死亡。(但し、呼吸停止後も暫くは心臓の拍動が続くことがある)(出典元:Wikipedia)
これを見るだけでも、かなりの猛毒であることがわかりますよね・・・。
次に、ヒョウモンダコの特徴や見分け方を見ていきましょう。
特徴や見分け方が気になる!
ヒョウモンダコの特徴をまとめてみました。
【体長】10cmほど
【色】うす茶色(興奮時は青い輪や線の模様のある明るい黄色に変化)
【生息地】温暖な海の ①浅瀬の岩礁 ②珊瑚礁 ③砂礫(されき)底 に生息。
【その他特徴】泳ぎは不得意で、海底をゆっくり這うような動作をする
体長は10cmとかなり小柄なサイズで、普段は地味な薄茶色であるため、もしかしたら近くを泳いでいても気付けないかもしれませんね・・・。
◇通常時:
出典元:http://www.town.okagaki.lg.jp/s027/010/010/030/201502050604.html
◇興奮時:
ヒョウモンダコ
ヤバさ度 ★★★★★このような生き物は、獲物を噛んでその血液に毒を流すという狩りを行い。唾液に、フグと同じ猛毒のテトロドトキシンを含んでおり、これさ神経毒である。これに噛まれると、数分後に麻痺して呼吸が止まる。 pic.twitter.com/AZjty5OKFE
— 玉城 しおり (@shiori_mikan127) 2018年4月7日
驚いたり刺激をしたりするとこのように色を変え、敵を威嚇するのが特徴です。
見つけた時の対処法は?
ヒョウモンダコを見つけた場合はすぐに離れるようにしましょう。
絶対に捕まえたり、触ったりしてはいけません。
先ほどもお伝えした通り、ヒョウモンダコの唾液にはフグ毒として有名な”テトロドトキシン”が含まれており、噛まれてしまうと最悪の場合死に至ることがあります。
ですのでヒョウモンダコからはすぐに離れ、できればお近くの「水産海洋技術センター」に通報するようにしましょう。
万が一噛まれてしまった場合は?
万が一ヒョウモンダコに噛まれてしまった場合は、すぐに海から上がり、近くにある医療機関で治療を受けてください。
毒性が強いため、傷口から毒を口で吸い出すなどの行為は危険です。絶対にやらないでください。
また、呼吸困難の症状が出ている場合はすぐに救急車を呼び、救急隊が来るまで人工呼吸で対処するようにしてください。
おわりに
- ヒョウモンダコに噛まれると、歩行や呼吸が困難になり、最悪死に至るケースもある。
- 普段はうす茶色をしているが、興奮時は青い模様のある明るい黄色に変化するのが特徴
- 見つけた場合は絶対に近づかない
というのが今回のまとめです。
フグと同じ毒を持つタコ。考えただけでも恐ろしいですよね・・・。
見つけた場合は、絶対に近づかないように気をつけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。