多くの社会人には、年に2回、楽しみなイベントがあります。
そう!ボーナスです!
ほとんどの企業が夏と冬の年に2回、ボーナスを支給しています。
なぜ「ほとんどの会社」なのかというと、実はボーナスは労働基準法で支給が明確に義務づけられているものではありません。
勤めている会社の就業規則と、会社と結んだ労働契約で決まってくるものなんですね。
ですので、企業によってはボーナス制度がないところや、「寸志」という形で少額を付与するところもあります。
そんな寸志もボーナスも、だいたいが夏と冬の2回支給されることが多いようです。
ここで気になってくるのは、
- 入社間もない新人は夏のボーナスは貰えるのか?
- 皆は一体いくらぐらい貰っているのか?
というところですよね。
そこで今回は、ボーナスがもらえる一般的な時期と、平均金額をみていきたいと思います!
今回の目次
新入社員は、ボーナスはいつからもらえるの?
一般的な企業では、4月~9月の半期分の成績や業績への評価を考慮したものが夏のボーナスとして支給されます。
それに対して冬のボーナスは10月~3月の成績や業績の評価を考慮して支給されます。
おや?そうなると、4月に入社した社員は、夏のボーナスを受け取る権利がないということに決まってしまうのでしょうか。
4月入社は夏のボーナスは貰えない?!
ボーナス制度がある会社であれば、4月入社の社員が夏のボーナスを貰えないという事はほぼありません。
特に労働組合がしっかりと機能している企業であれば、月給の半額から1ヶ月分くらいの金額が支給される事が多いようです。
ボーナスは何日に支給されるの?
一般企業の支給日は、その会社ごとによって違ってきますが、多くの企業は6月~7月と12月に支給しているようです。
しかし、国家公務員や地方公務員などの場合は、支給日が法律で決められていて、6月30日、12月10日に支払われます。
どうしても支給日が気になる!という場合は、先輩社員や総務に聞いてみるのが良いでしょう。
やっぱり気になる!ボーナスの平均金額
ボーナスの支給日がわかったところで、次に知りたいのが新卒がもらえるボーナスの平均額。
特に新入社員であるならば、「自分がもらったボーナスは多いのか?それとも少ないのか?」はどうしても気になってくるところですよね。
ここでは夏のボーナス支給額の平均をご紹介していきます!
意外ともらえる?!それとも少ない?!新入社員の夏のボーナス
一般企業の2017年度のデータによると、
ボーナスの平均手取り額は大学卒業者で88,905円(2015年から同水準で推移)。
高校卒業者で71,950円という結果でした。
高校卒業者は2015年のボーナス平均額が66,531円でしたので、5,419円の増加があったことになりますね。
もしあなたがもらったボーナスが9万円以上であれば、基準値よりも多くもらえているので喜んで良さそうです!
新卒公務員のボーナス支給額は?!
公務員のボーナスは「月給の約2か月分」と言われています。
また、査定期間が一般企業とは違い、12月2日から6月1日の6カ月であるのも特徴の一つ。
そのため、12月から3月までは新卒者は査定対象外となり、
ボーナス満額に対して30%~50%というのが新卒がもらえるボーナスとなるようです。
つまり、手取り金額が17万円であれば「17万円×2ヶ月×30〜50%」ですので、
10~17万円が新卒がもらえる夏のボーナス金額となります。
おわりに
「ボーナス、意外と少ないんだな!」と感じる方も多いかもしれませんが、通常半年働かなければもらえないものを貰っているわけですから、かなりの贅沢と思ってよいのではないでしょうか。
労働基準法で定められているものでもなく、査定期間の評価に対して支給されるものですので、新入社員は「仕事もしていないのに貰っている」と言われても仕方ないです。
そこを踏まえて、感謝して受け取るのが良さそうですね。