ジメジメとした梅雨や、太陽照りつける夏に、のどごしスッキリな梅ジュースは人気の飲料です。
梅と砂糖を漬け込むだけで出来るというお手軽さから、最近は自宅でお手製の梅シロップ(梅ジュースの原料)を作る方も増えていますよね。
作り方も簡単で味も最高な梅ジュースですが、そのお手軽さゆえに失敗も多いようです。
今回は、梅ジュースの原材料となる梅シロップの失敗例をご紹介しながら、その対処法も一緒にご案内していきたいと思います。
今回の目次
梅シロップの成功と失敗って見分けられるの?
簡単に言ってしまうと、梅と砂糖を漬け込んで、冷暗所に置いておけば良いだけの梅シロップ。
「そんなに簡単なものに、失敗なんてあるの?」という意見もあります。
確かに、一見失敗には見えない例もありますし、その状態で飲めないこともないシロップもあります。
さらに梅シロップの場合は「失敗した!」と思っても、捨てずにやり直せることも多いですので、ぜひこの項を参考にしてみてくださいね。
梅に白いカビが生えた!!
漬け込んだ梅に「白いポツポツしたものが出て来た」という状態があります。
実物を見ないと言い切れない部分もありますが、この白いポツポツの正体は、おおよそがカビです。
カビが生えてしまったら、もうダメだと思われがちですが、まだ諦めないで!
漬け込んでから10日以上経過していて、砂糖も十分に溶けているようでしたら梅を取出して捨ててしまってください。
シロップは捨てなくて大丈夫です。
飲むことが出来ますので、加熱処理してから冷暗所で保管してください。
一方、漬けて間もなくでまだ砂糖も溶けていないようであれば、残念ですが手の施しようがありません。。。
最初から作り直す事をお勧めします。
梅に白カビが生える原因と対策
白カビが発生する原因としては
- ビンの消毒が不十分だった
- 表面(砂糖がかからない状態)に梅が長時間出てしまっていた
- 掻き混ぜる作業を怠ってしまった
- 梅に水気が残っていた
と言うことが考えられます。
ビンの消毒をしっかりとし、水洗いした後の梅も水分をしっかりと取っておくことが大切です。
1日に1~2回は容器の下から混ぜ込んで、梅が露出しないようにすることも忘れないでくださいね。
また、小梅などの未熟な梅を使うと、梅のエキスが抽出しにくいのでカビが生える原因にもなってしまいます。
梅シロップを作るのに適した梅を使用するようにしてください。
梅の色が茶色っぽくなってシワシワしてきた!
漬けこんでしばらくすると、青かった梅が茶色っぽくシワシワになってくることがあります。
初めてのシロップ作りですと「失敗した?!」とドキドキしてしまうかもしれませんが、砂糖も十分に溶けてエキスが出ている状態ならば「正解」です。
梅に空けた穴からエキスがしみだしているので、どうしても変色しシワシワになってしまいます。
しかし、これが漬け込んで間もなくの状態であると危険信号。
触ってみた時に固くシワシワならば追熟が過ぎてしまっている状態かもしれません。
シワシワの梅はどうしたら良いの?
砂糖が十分に溶けた状態でしたら、梅シロップは完成です。
取り除いた梅の使用方法としてはジャムが一般的です。
取り除いた梅をお鍋にいれて、三温糖と蜂蜜、梅がひたひたになる量の水をいえてコトコト煮込みましょう。
実が柔らかくなったら種を取り除き、好みの硬さまで煮詰めたら完成です。
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おわりに
いかがでしたか?
一見失敗のようにみえても十分修正の効く梅シロップ。
シロップを作り終わった後の梅まで美味しく食べられるのは嬉しいですよね。
夏バテ防止の為にも、今年の夏はぜひ梅シロップを作ってみて下さい♪