【梅ジュースの効能】がんや下痢・不妊に効く?一日の摂取量のおすすめは?

サッパリとした味が大人気の「梅ジュース」。

梅に含まれるクエン酸が、疲労回復に役立つという事でも話題になっています。

そんな梅ジュースには、「がんや不妊にも効く!」「下痢にも効果がある!」といった評判も聞こえてきています。

梅が、ガンや不妊に本当に効くのでしょうか・・にわかには信じられないですよね。

今回は、梅ジュースの原料となる梅にスポットを当てて、その効果効能を見ながら、本当にガンや不妊に効果があるのかを検証していきましょう。

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梅の栄養成分を紐解いてみよう

梅の歴史は相当古く、遣隋使の小野妹子が中国から持ち帰ったのが最初と言われています。

飛鳥時代から平成の現在まで食用として食べられていますので、体に良い効能があるのは間違いなさそうですね。

成分としては、疲労回復効果で有名なクエン酸の他に、リンゴ酸などの有機酸が多く含まれています。

この有機酸が体にとってかなり良い働きをしてくれているのですが、では実際にはどんな効能があるのでしょうか。

下痢に効果あり!

梅の酸っぱさの元ともいえるのが、クエン酸やリンゴ酢などの有機酸です。

この有機酸は、殺菌抗菌作用がとても強いと言われているものです。

特にクエン酸の殺菌作用は優れていて、食中毒の予防に役立っています。

「お弁当が腐らないように」と白米に梅を乗せる日の丸弁当は、梅の殺菌作用を利用してのものなのですね。

そして、抗菌作用にも優れていますので、下痢や腹痛にも効果的なのです。

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がんにも効果がある?!

地上最強の発がん物質と言われている、カビ毒の一種であるアフラトキシン

更に、副流煙からガンを発症しやすいとも言われている煙草の煙に含まれるベンツピレン

梅肉は、これらの発がん物質をかなり高い確率で抑える効能がある事がわかりました。

また体内の酵素に働きかけ、ガン細胞の死滅を促す効果もあるそうです。

ガン細胞を抑えることが出来るので、白血病の治療にも有効だという実験データも取れているそう。

辛いと治療と言われる抗がん剤の副作用を軽くする効能も認められているそうです。

不妊への効能については注意が必要

2014年8月に、和歌山県立医科大学で不妊治療の会見がありました。

「高度の不妊治療をしても妊娠が叶わなかった女性19人が、塩分を抜いた梅酢を朝晩2か月飲用し、体外受精をしたところ、6人が妊娠に至った」という内容で報道されたため、「梅は不妊に効く」という言葉が独り歩きしました。

しかし、この会見全文を確認すると、梅酢・脱塩濃縮梅酢を原料として成分を抽出し加工した「梅抽出物ウムリン」が治療に使われたことが解ります。

残念なことに、単なる梅や梅酢では効果は確認できていないのです。

梅の成分が不妊治療に役立つ事は確かのようですが、それがイコール「梅」ではありませんので、誤解のないようにしてくださいね。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。

梅ジュースの原材料の梅には、確かに計り知れない効果効能がある事がわかりましたよね。

大きな括りでみるとガンや不妊にも効果がある事もわかりました。

しかし、それはあくまでも専門の抽出法を使い、専門の知識を持って作り上げたものを使った場合です。

疲労回復や食中毒の予防など、身近な効能を考えて梅ジュースを生活に取り入れた場合でも、

もしも万が一大病を患ってしまった際には、専門医と相談しながら治療にあたっていくようにしてくださいね。

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